2016年10月13日木曜日

「ある戦争」

生きること、戦争・平和、憲法について
ひとと話す、一緒に考える、1人で考える
助けとなるような映画や本があればと思います。
よかった映画や本、見てみたいもの、読んでみたいもの。
少しずつ紹介していきます。(但見)

「ある戦争」
新宿シネマカリテ(10月8日〜)他で公開です。

http://www.transformer.co.jp/m/arusensou/index.html


戦争という殺戮行為を一体誰が正当化できようか。
この作品が教えてくれた。
本当は誰一人もいないんだと。
               金平茂紀(ジャーナリスト)

戦場での一瞬の判断がもたらした思わぬ結果。
その人は英雄?犯罪者?両方?
それを誰がどの基準で決めるか。
民主主義の根幹に迫る淡々とした力作です。
               ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

戦場という極限の場に置かれたときに、人が「守るべきもの」は何なのか。
道徳をめぐる葛藤という人間社会の究極で永遠のジレンマを、
驚くほどリアルに描いていて、心揺さぶられた。
これは日本ではつくれない映画だ。
               佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)

地を這う者たちが、傷ついていく。
俯瞰する者たちが、裁きを加える。
戦争の理不尽が、ここにある。
               安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

アフガンでの平和維持軍という"ある戦争"に関与した
デンマーク人家族の"ある戦場"を描く。
"ある戦争"を法で裁くのではなく、観客の"ある正義"で裁かせるという、
ハリウッドからは産まれえない戦争映画。
鑑賞後、胸に骨片が刺さった様な"ある感覚"に苛まれることになる。
               小島秀夫(ゲームクリエイター)

ここに描かれた住民の中で戦われる戦争のリアリティは、
アフガンで日常茶飯に起きている。
主人公のような無数の兵士と、殺される無数の住民がいる。
勝者のない戦争に対する鋭い問いかけである。
               谷山博史(日本国際ボランティアセンター代表理事)


※敬称略、順不同

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